連載【18】「町内会・自治会の震災対策」 新作第二自治会 日頃の結束、有事に活かす
東日本大震災が発生した3・11、被害状況を把握するため午後4時頃に町内をひと回り。瓦が崩れたり、ブロック塀が倒れたりといった被害はあったものの、「怪我人もなく一安心した」(小林さん)という。
「(住民同士が)協力し合う体制づくりこそ大切。それが有事の際に活きるはず」と、町内で続けているのが防犯パトロールや登下校時の児童の見守り。7年前から始めた取り組みだが、回覧で希望者を募集したところ、会社をリタイアした人を中心に30人程が集まった。パトロールは12、13人で週2回、児童見守りは3〜5人体制で毎日行っている。地域の高齢者と顔を合わせる機会の創出にも工夫を凝らし、敬老の日には70歳以上の住民約260人に、地元商店会で使える商品券を配った。
小林さんは「橘地区の訓練等を多くの人に経験してもらいたい。街の結束を深めるため、パトロールなども増やしたい」と話した。
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5月3日