行政、企業、市民が一丸となり、災害に備えた相互連携の強化を目的に、市は8月29日に区内の橘中学校、同30日に諏訪いこいの広場で「川崎市総合防災訓練」を実施した。同訓練は毎年、市内いずれかの区で行われる。今年は関係機関59団体、延べ約1500人が参加した。
29日は、橘中学校で住民参加型の避難所体験訓練を実施。夜間の避難所開設訓練などを体験した。クロスロードゲームでは『自分が管理職の場合、災害時に会社と家族、どちらを優先するか』などの問を参加者に提示。「社員を帰宅させてから家族の元へ」「仕事を優先するが家族のことも気になる」など意見が聞かれ、判断の難しさを感じていた。
30日は、川崎市直下でマグニチュード7・3の大規模な地震発生を想定。負傷者への応急救護、ライフライン応急復旧などさまざまな訓練を実施した。
来年創設30周年を迎える川崎高津ロータリークラブ(福嶋徹会長)は今回、区内の中学生からなる「ジュニアハイスクール消防隊」に消防活動服を寄贈。真新しい服に袖を通した生徒21人は、水消火器での消火訓練などを披露した。
訓練を終えた中学生たちは「緊張したけど練習の成果を出せて良かった」「活動服は格好いい。着るとやる気が出る」と話していた。
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