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写真と語る末長の原風景
1966年に梶が谷駅が開業し、住宅地や商店で賑わう一方、自然も豊かに残る末長地域。先祖代々この地域に住む澁谷廣己さんが撮影した1枚の写真を元に、駅開業前の地域の人の暮らしについて話を聞いた。
「辺り一帯は田んぼと畑。みんな米と麦を作る農家だったよ」。現在、駅のある場所は当時、大きな溜池だった。そこから水を引き、水田を作っていたという。牛乳精製工場が近くにあったため各農家が牛を飼っていた時代も。「放課後はターザンの木や池に集合してよく遊んでいた。天然アスレチックだね」と澁谷さん。
「末長」の地名は、八幡太郎義家が出征帰りにこの地を通り、その景色の美しさに感銘を受けて「末長く栄えるように」と祠を立てたことからという説がある。「写真の風景は自分の原点。この原風景があったことを後世に伝えていきたいし、今ある自然も残していきたい」と澁谷さんは語る。
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4月26日