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新たな挑戦、地域医療の未来拓く 総合高津中央病院に新春特別インタビュー
地元の中核病院として1956年の開設以来、医療を通じた地域社会への貢献を続けている総合高津中央病院。タウンニュース高津区編集室では、新春特別企画として同病院を取材し、新たな取り組みなどについて聞いた。
心臓血管センター設立
―明けましておめでとうございます。まずは小林進院長にお話しを聞きます。昨年を振り返ってみるとどのような一年でしたか?
小林院長―明けましておめでとうございます。「医療を通じて地域社会に貢献します」という当院の理念に沿った病院運営を行った年でした。まずは一昨年の10月に立ち上げた患者支援センターが軌道に乗ったことをご報告いたします。同センターは「病床管理」「早期退院支援」「医療資源活用」の3つの役割を担っているのですが、病床管理では、緊急入院の迅速な対応で効果を発揮しています。早期退院については、看護師とソーシャルワーカーが協力して患者さんの早期退院を支援します。
―その他の取り組みはございましたか?
小林院長―あと大きなニュースとしましては、昨年3月に心臓血管センターを立ち上げました。詳しいことはセンター長の宮本先生からお話しを聞いてください。そして救急医療に重点を置いた方針を打ち出しました。ここ最近は月平均で200件前後の救急搬送があり、病院内の環境に大きな変化が起こりつつあります。このような変化に病院も対応していかなければなりません。そこで今年3月に電子カルテを導入することを決定しています。
絶対に急患を断らない24時間365日体制
―ありがとうございました。院長から紹介があった心臓血管センターの宮本明センター長にお話を聞きます。センターの特長をお話しください。
宮本センター長―当センターの基本理念は「大切な人を入院させたい病院」です。循環器疾患は緊急性を要することが多く、常に適切でタイムリーな診療が求められています。そこで当センターは医師、看護師、臨床工学技士、放射線技師、生理検査技師などによるチーム医療を24時間体制で実施します。診療方針は「24時間対応の診療」「病診・病病連携」「新しい情報の発信」の3つを掲げています。
当センターには8人の循環器医が常勤しており、カテーテル治療専門医が365日当直。「絶対に救急患者さまを断らない」を合言葉に診療にあたっています。急性心筋梗塞の治療はできるだけ早期に冠動脈を再開通することが肝要です。胸部の違和感など心筋梗塞が疑われる症状の場合は様子を見ずに、速やかに循環器専門医療機関を受診してください。
また、循環器疾患を有する患者さんは、高齢で糖尿病、腎不全など合併疾患を有することが多いです。循環器疾患の診療だけでは予後改善には不完全といえます。そのため当センターでは地域を挙げて「病診・病病連携」を密にすることが重要と考え、地域連携の会に積極的に参加しています。
当センターは頭頸部をのぞく全身の動脈疾患に対しても積極的に診断・治療を行っています。今年もチーム一丸となって地域医療に貢献すべく全力で頑張っていきますので、よろしくお願いします。
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4月26日