1人で食事をする子どもに団らん食の楽しさを伝えようと6月9日、「たちばな・こども食堂」がプラザ橘に開所した。
同所を運営するのは、港北区で弁当屋を営む永江亜樹さん、若者の就労支援活動を行う岸田則子さん、橘地区の青少年指導員である鈴木章之さんの3人。それぞれ活動する中で「家庭の事情できちんと食事がとれていない子どもたちに、食事と会話ができる場を提供したい」と感じたことがきっかけだ。
開所初日のメニューは、カレーライス。生活協同組合パルシステム神奈川ゆめコープから提供された米と地元農家から仕入れた野菜を使用。関係者や市職員など20人ほどが訪れ、団らんを楽しんだ。
料理を担当した永江さんは「地元でとれた野菜をたくさん使いたいと思った。毎回ではなくても、色んな子どもたちに来てもらいたい」と話す。
同所はかわさき市民公益活動助成金を活用し、来年3月まで月1回開催していく。橘第三地区民生委員児童委員協議会の協力も得て、食堂の周知をしていくという。岸田さんは「家庭でも学校でもない、第三の大人が子どもに関われる場にしていきたい」と話す。参加費は大人300円、子ども100円。
こども食堂とは、家庭の事情などで十分な栄養がとれない子どもや一人で食事をとる子どもに、無料や低価格で食事を提供する活動。全国に広がっている。
|
<PR>
高津区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|