久末天照大神(久末神社・久末642)で4月1日、再建された社殿などの完成を祝う「竣功奉祝祭」が執り行われた。当日は氏子や地元住民、関係者ら200人以上が集まり、地元の悲願だった久末鎮守の再建が実現し、境内は喜びに包まれた。
好天に恵まれ、桜も残る暖かな春の日差しの中で執り行われた奉祝祭。
お祓いに始まり、石川正人宮司による開扉、お供えの献上、祝詞奏上などの儀式が行われた。巫女による「浦安の舞」の奉納や、関係者による玉串拝礼も行われ、厳粛な雰囲気ながらも再建に関わった人々の喜びに包まれた祭儀となった。
「皆さんの協力に感謝」
再建委員会の委員長を務めた藤田和男さんは「この日を迎えられて本当に嬉しい。5年という月日は長かったが、皆さんのご協力のおかげで素晴らしい社殿を再建できた」と感謝を述べた。
祭儀のあとには記念撮影や、これまでの苦労をねぎらい、語り合う様子が見られた。その後はKSPで祝賀会も開かれた。
藤田委員長は「今年の秋祭りが本当に楽しみ。火事で焼失したお囃子の道具や、大人、子どもの神輿も新調した。この新しい神社を舞台に、久末の地に再び祭りの掛け声が響く光景が待ちきれない」と目を細めた。
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