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税理士・ＦＰの高橋さんが解説 お金のはなし その４「年末調整について」
Ｑ年末調整について教えてください
年末調整は「給与で生活している人向けの簡易確定申告」です。本来、ある人が一年間に負担する税額は、ご本人が正式な確定申告を通じて計算します。しかし、給与所得者については、税金計算の仕組みが比較的簡単です。そこで、所得税計算に必要な扶養親族や保険関係の情報を勤務している会社に提出することで、会社が税額計算を代行します。
Ｑ会社勤務の人は、なんでも年末調整で済むのですか？
あくまでも「簡易な確定申告」なので、未対応の制度もあります。例えば医療費控除は年末調整では対応できません。また住宅取得控除は、購入一年目は自分で確定申告をする必要があります。ふるさと納税についても、確定申告をするときには留意が必要です（11／13号で紹介）。
Ｑ他に注意すべき点はありますか？
ダブルワーク（複数勤務や副業）をしているような場合には、基本的に確定申告が必要です。また株式投資等をしている人の中には、確定申告をした方が良い人もいます。さらに、ご本人だけでなく配偶者を含めた扶養親族の事情まで関わってくることもあります。
個人課税に関する規定の改正が大きく進んだこともあり、自分や家族に「ちょっと変わったところ」があるのであれば、きちんと確認することをお薦めします。
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