アジサイ約1千株が咲く妙楽寺(多摩区)で、「長尾の里あじさいまつり」が6月20日に開催された。主催は実行委員会(井田良一実行委員長)。
コロナの影響で中止になった昨年を経て、23回目を迎えた同イベント。会場入り口に検温場を設けて開催時間を短縮し、軽食の露店やお茶の野点は取りやめるなど、感染対策を講じて実現した。
下草刈りなどアジサイ管理を担う、長尾の里あじさい保存会の井田光政会長は「人手不足と高齢化が課題だが、今後も仲間が一人でも増えて、多摩区の貴重な市民活動として発展すれば」と式典であいさつ。溝江光運住職は「多くの方の手助けでイベントができてうれしい。皆さんの心が安らげば」と思いを語った。
出店コーナーでは長尾町会環境美化部によるアジサイの苗、犯罪抑止を呼びかける多摩区更生保護女性会のあられ等のほか、地場野菜や和菓子などが販売された。同寺を通るコミュニティバス「あじさい号」の臨時便は今回運休となったが、会場には朝早くから来場者の姿が見られた。妻の歩さん、龍ノ介君(5カ月)と訪れた渡辺高志さんは「子どもが産まれて初めて来た。きれいなアジサイを一緒に見れてよかった」と微笑んだ。
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