写真のたなかや
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久本在住の樋口愛さんが中心となり、セネガル共和国の文化を伝えるイベントなどを手掛けているNPO法人「手を洗おう会APHW」(古屋典子理事長)。同会が先月行ったのは、ウェブ会議サービス「Zoom」を活用したセネガルと日本の親睦イベント。果たしてその詳細は―?
事前準備に充実感
7月17日を皮切りに、24日、30日の3日間行われたこの取り組みには区内やその周辺在住の小・中・高生約15人が参加。初対面同士の自己紹介では、海外留学経験やホームステイの経験談を披露する高校生の姿もみられ、小学生の参加者にセネガルにちなんだクイズを考案してきた参加者も盛り上げ役に徹するなど和気あいあいとした雰囲気。セネガルとの交流時に披露するソーラン節の練習も行ったほか、小学生と高校生が即席ペアを組み、最終日に仕上げる自由研究にも着手した。
24日には太鼓の練習や「さくら」演奏の練習、和太鼓、インディアンフルート、篠笛、三味線などの体験などが行われた後、いよいよZoomでセネガルと接続。現地から参加のセネガルの小学生は3人。画面からもセネガルの小学生の背の高さがわかり、会場がどよめく場面も。こうした交流はすべてフランス語を基礎言語として企画され、自分たちのフランス語が通じたことに喜ぶ小学生の笑顔が日本側の会場を盛り上げていた。
その後、ソーラン節や「さくら」演奏の披露までは順調だったものの、セネガル側からの太鼓の披露や自己紹介の場面では音声トラブルが発生。今後に若干課題を残したものの、概ね満足のいく交流イベントに、主宰関係者は皆、胸を撫でおろしていた。
良い経験に手応え
最終日となった30日には、こうした活動を模造紙にまとめ、自由研究にする作業も実施。小学生とペアを組む高校生は将来、教職や保育士を志望している人も多く、樋口さんは「今回は高校生にとって(思考力や発想力が上がるとされる)アウトプットを経験できる場となり、小学生も7月のうちに夏休みの宿題を終えられるといういい形のイベントができ、手を洗おう会としても良い経験ができた。来年もぜひ、いう声もあるので来年もなにかしらのイベントを考えたい」と手応えを語っていた。
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5月3日