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高津区版 公開:2024年4月5日 エリアトップへ

【Web限定記事】 川崎市在住の高校2年生・深津音翔さんが世界的ダンス大会で入賞 文武両道の世界的ダンサーとして「新たなスタイル」構築目指す

文化

公開:2024年4月5日

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 市内麻生区在住の高校2年生、深津 音翔(とわ)さんが昨年8月にイギリスで開催されたストリートダンスの世界大会「UDO STREET DANCE WORLD CHAMPIONSHIPS」で5位に入賞した。3月13日に福田紀彦市長を表敬訪問し、「独学で練習している」と伝えて市長を驚かせた。

 2002年から続く「UDO」は、34カ国から予選を勝ち抜いた代表が決勝を目指す世界的な大会。音翔さんは今回が初めての世界大会出場だったが、ソロ部門のU18ADVANCE部門に日本代表として出場し、5位入賞を果たした。

 表敬訪問では市長とあいさつを交わした後、「UDO」の決勝パフォーマンスの動画を披露。ダンスバトルではDJが選ぶ曲にあわせて即興で踊るが、音翔さんはロボットのような動きの「アニメーション」と呼ばれるダンスで会場を沸かせていた。

 パフォーマンスに感動した市長が「素晴らしい!」と称賛すると、落ち着いた口調で「5位は悔しいけれど、世界大会は貴重な体験だった。今後はもっと大きな大会で優勝を目指したい」と抱負を語った。中学以降は自宅のスタジオでほぼ独学で練習していることも打ち明けた。すると市長は「独学で世界に行っちゃうの?」と目を丸くして驚いていた。

「楽しく続けたい」

 音翔さんがダンスを始めたのは5歳のころ。当時暮らしていた横須賀市のキッズダンススクールに通い始め、すぐさま「音楽にあわせて体を動かすことが楽しい」と夢中に。同時に習い始めた空手を辞めてダンスに専念した。小学1年になるともっと上達したいと、東京都目黒区のダンススクールのオーディションに応募し、合格。父・岸生さんに付き添われて横須賀から目黒に通い、技術を磨いた。

 このスクールの関連で、ボーカルグループ「GReeeeN」のツアーダンサーとして全国ツアーや上海でのライブにも出演したが、小学5年生のころスクールは閉鎖。しかしすでに十分なダンススキルを身に着けていた音翔さんは、迷わず「自分でやろう」と思えたという。そんな息子の姿に、岸生さんは多摩区に引っ越すタイミングで小さな練習部屋のある家を建てた。「ダンスで活躍する息子から、親として感動をもらってきた。応援する意味も込めて」と振り返る。

 とはいえダンスだけにのめりこむのではなく、勉強するべき時期には気持ちと生活を切り替え、練習量を抑えている。現在、東京学芸大学付属高校の2年生。春からは「大学受験に向けて、少しずつ切り替えている」と話す。

 将来的に、もちろんダンスを続けていくが、「有名になるとか世界で活躍するとか、目指すところはそこじゃない」と打ち明ける。そして「まずはダンスを楽しく続けたい。そのうえで、やりたいことを続けられるように今頑張っている」とも語った。文武両道の世界的ダンサーとして、新たなスタイルを構築していく。

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