泥採取後は目安値以下に 二子坂戸緑道の放射線量
川崎市は今月13日、二ケ領用水沿い・境橋近くの二子坂戸緑道(二子6丁目)にある側溝の金属製格子蓋上から川崎市が目安としている0・19μSv(マイクロシーベルト)/hを超える放射線量の測定結果が出たことから同所を立入禁止にし、2日後に側溝内の泥の再測定を行った。
市建設緑政局緑政部公園管理課によると、泥上5cmを調査した空間放射線量の測定値は、13日が0・24μSv/h、15日は0・28μSv/hだった。泥が少なかったことから、全量(約2kg)を検体として採取。その後、同じ場所の空間放射線量を測った結果、0・08μSv/hに下がり、立入禁止も解除した。放射性核種別検査結果も発表され、4932Bq(ベクレル)/kgのセシウムが検出されたという。
担当者は「流れ込んだ雨水が泥にたまっていたことなどが考えられますが、詳しい原因は分かっていません。泥の採取後は自然界で浴びる放射線量と変わらない状態です。採取した検体(泥)は川崎区の衛生研究所に保管して、最終的な処分方法を検討しています」と話している。
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4月26日