子ども夢パーク "自分色"に染める 野染めイベントに50人
かわさき子どもの権利の日イベントで、長布を野外で染める「野染め」が今月17日、川崎市子ども夢パークで行われた。
学校や家庭、地域の中に自分の居場所を見出せない子どもや若者が集まる施設を運営するNPO法人フリースペースたまりばが主催。当日は約50人の親子が参加した。18メートルの長布2本に参加者一人ひとりが思い思いの色で染色し、野染めは完成した。
京都の染色家斎藤洋さんを講師に招き、染色の指導と斎藤さんが世界中で行っている「野染めの旅」で出会った面白い話や染色の話などを伝える講演も開かれた。
斎藤さんは今年、東日本大震災被災地を中心に全国で野染めイベントを実施しており、講演では「被災地の人は、心に重いものを抱えて過ごしている。だからこそ、野染めを通してみんなに楽しい時間を過ごし、笑顔になってほしいと活動を続けています」と話した。
参加者は完成した野染めを前に、「いろんな色で布を塗るのは、とても面白かった」と感想を口にした。
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5月3日