教育を語るつどい「みんなの力で地域を守る」が2月23日、川崎市立養護学校体育館で開かれた。主催は高津・東高津中学校区地域教育会議(共催/NPO法人防災・防犯ネットワーク、NPO法人高津総合型スポーツクラブSELF、東北支援明星の会)。
東日本大震災で被災した陸前高田市の米崎中学校仮設住宅自治会長を務める金野廣悦氏を講師として招き、金野氏から被災地の現状などが語られた。
金野氏は時おり涙をこらえながら、巨大な津波がまちを飲み込んだ様子を伝え「人生観が変わった。私たちは自然に生かされている。人とのつながりは大切。当たり前の生活が実は最高。夢と希望を持ち一日を精一杯生きよう」と来場者にメッセージを送った。
また元坂戸小学校の教師で、昨年から岩手県大船渡の小学校で教鞭をとる富山(とみやま)準也さんと高津の介護福祉士で被災地支援を続ける武笠太朗さんを交えてパネルディスカッションも行われた。富山さんからは被災地の子どもたちの様子、武笠さんからは、障害者、高齢者の状況などについて語られ、「いま支援になるのは震災を風化させないこと」などの意見が交わされた。
高津区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|