川崎市消防局は2013年の救急出場件数を発表した。それによると出場件数は過去最多の6万3464件。5年連続で増加し、おととしの12年と比べて803件増えた。
年齢別にみると65歳以上が全体の約半数の49・7%。18歳から64歳が40・7%、7歳から17歳が3・3%、7歳未満(新生児除く)が6・3%。2012年と比較すると65歳未満は減少しているものの、65歳以上が1・8ポイント増加している。
出場が増加した要因として市消防局では高齢者が増えたこと、1月14日の雪の影響で、翌15日の出場件数が1日当たりの過去最多295件だったこと、記録的猛暑による熱中症の増加を挙げている。
適正利用呼びかけ
一方で入院を必要としない軽症者の割合も全体の57・8%と高く、市消防局では救急車の適正利用を呼び掛けている。昨年の1日平均の出場件数は173・9件。これを市内26の救急隊で対応しているが、現状、フル稼働の状態だという。
命に関わる危険があると思われる場合は迷わず救急車を呼ぶことを前提に、「24時間体制で医療機関の紹介や民間救急やタクシーを案内する救急医療情報センター(【電話】044・222・1919)も活用してほしい」としている。
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