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高津区版 公開:2014年9月19日 エリアトップへ

洗足学園文化祭 横田夫妻「戦うしかない」 講演で拉致解決を訴え

社会

公開:2014年9月19日

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横田夫妻と生徒会の(左から)平松さん、小泉さん、麻尾さん
横田夫妻と生徒会の(左から)平松さん、小泉さん、麻尾さん

 洗足学園中学・高等学校は9月14、15の両日、同校内で文化祭「洗足祭」を開いた。洗足学園の創立90周年を記念し、15日には、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父・滋さん、母・早紀江さん夫妻=川崎市在住=を講師に招いた特別講演会を開催。横田さん夫妻は集まった生徒、保護者、一般来場者ら計約1250人に、めぐみさんの帰国を願う胸中を語った。

 「私たちはもう泣いていられない。戦うしかないんです。めぐみに一刻も早く日本の土を踏ませてあげたい」。早紀江さんの、振り絞るような声が響いた。13歳でめぐみさんが拉致されてから37年。「めぐみは今年で50歳。めぐみは『私はここに生きているんだよ。助けて』と言いたくても、とても言えない状況だと思う」と話した。

 滋さんは北朝鮮による拉致被害者の再調査に言及し、9月15日現在でまだ調査報告がないと明言。「もし何人かが帰ってこられても、それですぐ拉致問題が解決とはいかない」としたが「9月に報告があるとされているので、少し期待しています」と言葉に力を込めた。

 拉致問題を風化させたくない、若者に関心を高めてもらいたいと、同校生徒会が講演会を企画。生徒会長の小泉涼さんら生徒3人は今年7月17日、古屋圭司拉致問題担当相(当時)を訪問し、拉致問題の現状を取材してレポートにまとめるなど準備を進めてきた。洗足祭での特別展示「拉致問題の今」で取材の成果を公表。横田夫妻も展示室を訪れ、生徒らとの交流を深めていた。

 小泉さんは「拉致された当時、めぐみさんは私たちと同世代だった。小さなことでも、自分たちにできることをしていきたい」と熱意を示した。
 

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