9月20日から同26日の動物愛護週間で、川崎市動物愛護センターは同24日、同センターなどで収容、殺処分された動物を供養しようと動物慰霊祭を開いた。
同センター職員をはじめ、川崎市獣医師会、動物愛護のボランティアスタッフら約50人が出席。センター内に設置された献花台に花を手向け、合掌するなどしていた。
今回は昨年度、同センターを含む市内施設で殺処分されたネコなどのほか、動物実験でのマウスなど計518頭の霊を供養した。
出席した川崎市獣医師会の竹原秀行会長は「4年半前の東日本大震災では、人だけでなく多くの動物も被災して飼い主を失った。ペットの飼育は『終生飼育』が基本。人と動物がより良く共生できる社会が望まれている。飼い主に恵まれ、天寿を全うすることを願っている」と語った。
市は昨年度までに、2年連続で犬の殺処分頭数ゼロを達成している。市動物愛護センターの角洋之所長は「ゼロを達成した後から、愛護ボランティアに協力したいという問い合わせが増えている。今後も殺処分数減少のため、毎月第3日曜に開催する収容動物の譲渡会や、避妊・去勢手術普及への呼び掛けなどに力を入れていきたい」と述べた。
|
<PR>
高津区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|