三浦淳副市長が解説する川崎市の新年度予算学習会が3月5日、地域コミュニティ広場「メサ・グランデ」(中原区)で行われ、地域住民20人ほどが参加した。主催はNPO法人ぐらす・かわさき。今年17回目の開催となる。
三浦副市長は、新年度予算案について「安心ふるさとづくり(成熟)」「力強い産業都市づくり」を軸に組み立てていると説明。納税者数の増加により「市税収入」や「一般会計」が過去最大となること、待機児童対策、高齢化に伴う生活保護の増加で扶助費が増えていることなど市の現状を伝えた。また、「課題解決ができる地域を作るためには地域住民、大学、NPO団体、企業と協同、協力していくことが大切」と強調した。
質疑応答では「他都市と比較し、川崎市の行政スリム化はもっとできるのでは」「予算から見る環境問題に対する市の見解を聞きたい」など参加者から様々な質問が寄せられ、市としての考えや個人の見解を交えながら返答していた。
三浦副市長は「様々な意見が出て、市民の方が川崎のことを好きで真剣に考えていることが伝わりました」と締めくくった。
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