高津警察署と中原警察署は6月27日に、東急トランセと協働して同社の高津営業所でバスジャックを想定した対策訓練を行った。訓練は2019年のラグビーW杯や20年の東京五輪・パラ五輪競技大会で起こる可能性のあるテロなどを見据えたもの。今回初めて高津署と中原署の合同で行われ、東急トランセの職員など合計約75人が参加した。
訓練は2回行われ、どちらも川崎駅西口発のバスが武蔵小杉でナイフを持った犯人にハイジャックされた想定で行われた。1回目は高津署の署員が犯人役の説得に当たり、2回目は中原署署員がバス内で暴れた犯人役を突撃して抑えた。このほか、2回の訓練の後には、バスのフロントガラスの割り方を、東急トランセが提供した実際のガラスを使って確認した。
訓練を終えて高津署の飯塚明署長は「バスジャックはいつ起こるか分からず、経過も想定通りにはいかない。いかに現場で冷静に対応するかが重要なので、危機意識を持ちながら訓練を続けていきたい」と述べた。また、中原署の田中武志署長は「真剣に取り組んでもらい、署員に大変感謝している。この日に学んだことを次に活かすために、今後も訓練を積んで、両区の安全確保に努める」と語った。
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