神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
高津区版 公開:2018年1月19日 エリアトップへ

末長在住鈴木さん 「高津の野菜届けたい」 脱サラで路上販売

経済

公開:2018年1月19日

  • X
  • LINE
  • hatena
高津区産の野菜を種類も豊富にそろえる
高津区産の野菜を種類も豊富にそろえる

 溝口駅近くの飲食店前などで定期的に開かれている野菜の路上販売がにわかに注目されている。末長在住の鈴木善徳さん(53)が営む「お美味(うま)さんくらぶ」だ。

 そろえている野菜のほとんどが高津区産。大根やニンジン、キャベツといったよく見かける野菜のほか、菊芋やわさび菜といった珍しい作物も並ぶ。

 もともと東京の繊維関係の会社に勤めていた鈴木さん。サラリーマン生活に嫌気がさし、30歳ころに地元末長に戻ってきた。そこで消防団に所属すると、農家の団員と仲良くなった。「その人たちが育てている作物がどれもおいしいので、地元にもっと広められないかと考えた」と話す。

 さらに3年ほど前から買い物難民の問題に注目。地元野菜を車で街に届けることを思いつき、3年前から農家の野菜を買い取って路上販売を始めた。

 ところが最初は1日に少量の野菜しか注文できず、卸売りは難しいと農家から言われた。また2、3件の農家と取引できれば十分と考えていたところ、作物の少ない冬に品数をそろえるのに苦労した。「野菜はいつでも採れると思っていた」と鈴木さんは当時を笑う。

 その後、鈴木さんの考えは農家に徐々に理解され、現在は10件ほどと取引する。新作の交差点だけだった販売拠点は、溝口の踏切付近や幸区にも広がった。「宅配も受け付けているので、地元野菜をもっと川崎に広めたい」と今日も市内を駆け巡る。

写真のたなかや

ひと味ちがう写真はプロにお任せ

044-822-3466

<PR>

高津区版のローカルニュース最新6

高津高生、リサイクルの現場知る

【Web限定記事】

高津高生、リサイクルの現場知る

地元企業が工場見学の機会を提供

5月3日

多摩川に「モトスマリモ」

国内2例目

多摩川に「モトスマリモ」

河原の石から数年で発生

5月3日

アユ稚魚2万匹、多摩川へ

アユ稚魚2万匹、多摩川へ

川崎河川漁業組合が放流

5月3日

「献血にご協力を」

川崎西RC

「献血にご協力を」

5月11日 粗品140個を用意

5月3日

精神疾患者 支援を考える

精神疾患者 支援を考える

5月14日 市総合自治会館

5月2日

体験・学ぶ「看護フェスタ」

体験・学ぶ「看護フェスタ」

5月11日 溝ノ口駅前で

5月1日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月20日0:00更新

  • 4月15日0:00更新

  • 4月8日0:00更新

高津区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

高津区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook