神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
高津区版 公開:2018年3月16日 エリアトップへ

「無の時間、それが至福」 仏師 梶原瑞康さん

文化

公開:2018年3月16日

  • X
  • LINE
  • hatena
手のひらサイズから50cmほどの大きさまで。ホームページ(http://friendly.life.coocan.jp/butsuzo/index.html)ではこれまでの作品が見られる
手のひらサイズから50cmほどの大きさまで。ホームページ(http://friendly.life.coocan.jp/butsuzo/index.html)ではこれまでの作品が見られる

 阿弥陀三尊像、十一面観音菩薩、不動三尊など、これまでに彫刻した仏像は60体を超える。

 制作したのは上作延在住の仏師、梶原瑞康(本名典夫)さん(72)=今号人物風土記=だ。「仏像を掘っている時は、無の時間。没頭できる至福の時」とその魅力を話す。

 梶原さんが仏像彫刻と出会ったのは13年前。会社の定年を控え趣味探しをしていた時だった。通信教育で技術を学び、4年前に「仏師」の称号を受け、現在は東京と千葉の教室の講師を任されている。今春は高津区文化講座の一講座も担当する。

 寺院や博物館、本屋へ足を運び、資料を集め、掘る仏像の正面、背面、両側面の設計図を書く。角材に写し、ひたすら彫り続ける。「線を書いては掘って、書いては掘っての繰り返し。根気がいるね」と梶原さん。朝9時から8時間、1体仕上げるために1カ月以上かかるという。

 梶原さんは「まずは3年。続ければ面白さや楽しさが見えてきます」と話す。

聖林寺十一面観音像を彫る梶原さん
聖林寺十一面観音像を彫る梶原さん

高津区版のローカルニュース最新6

一般開放9日から

生田緑地ばら苑

一般開放9日から

3300株、咲き誇る

4月30日

フロ戦士「パネル」いかが?

ノクティ

フロ戦士「パネル」いかが?

プレゼント企画、締切迫る

4月30日

市制100周年に相応しく、盛会

【Web限定記事】

市制100周年に相応しく、盛会

高津区子ども会連合会が総会

4月26日

魅せた「造園作家の心意気」

【Web限定記事】

魅せた「造園作家の心意気」

イベントで溝口エリアの緑化を後押し

4月26日

ミューザで記念演奏

市制100周年

ミューザで記念演奏

東京交響楽団と市民が共演

4月26日

優勝の喜び、再び噛みしめ

富士通レッドウェーブ

優勝の喜び、再び噛みしめ

JR川崎駅そばで「報告会」

4月25日

あっとほーむデスク

  • 5月20日0:00更新

  • 4月15日0:00更新

  • 4月8日0:00更新

高津区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

高津区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月30日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook