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半年待ちの補聴器店、その秘密とは 購入前に平均9・6回の音の調整
「購入したけど、雑音がうるさくて使わなくなってしまった」―。多くの人が経験している補聴器の失敗。だが、補聴器を耳に慣らしてから、購入できる補聴器店がある。
高津駅すぐ(徒歩80歩)の堺堂は、購入前に2カ月間の調整期間(1万5千円/訪問3万円)を設ける。現在、調整する人数は70人。半年先まで調整の予約が埋まっている。
「平均で1人9・6回。購入までに調整している回数です」と話すのは店主の大貫悦信さん。そこまで細かく段階を追って調整するには理由がある。
一歩一歩、聞こえの頂上へ
『聞こえにくい人』は、車や空調、階段を上る足音、水道水の音など、健聴者が無意識に聞く日常の雑音が聞こえていない環境で生活している。補聴器を「つけていられない」のは、こうした音を煩く感じてしまうためだ。
この状態は、補聴器を装着し続けることで解消できるが、問題なのは慣れる前に我慢ができなくなること。「だからこそ『このくらいなら大丈夫』という調整に抑えながら、少しずつ聞こえるレベルを上げていくことが重要なのです」と大貫さん。「そのため、初めの調整は少し物足りなく感じるかもしれません」とも。
同店がこれまでに調整してきた回数は5000回を超える。「一人ひとりに合わせた最良の一歩を調整します。聞こえの頂上を一緒に目指しましょう」と話す。
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4月26日