県内屈指の実力を誇る坂戸小学校合唱団=写真=が10月7日、NHKホール(渋谷区)で開催される「第85回NHK全国学校音楽コンクール(Nコン)」に関東甲信越ブロック代表として初出場する。川崎市内の小学校が同コンクールに出場するのは、64年ぶりとなる。
3年生から6年生の児童43人が所属する同合唱団。9月に行われた関東甲信越ブロックコンクールを勝ち抜き、悲願の全国大会の切符を手にした。当日は、課題曲の「出発」と自由曲の「恐竜が来たぞ!」の2曲を歌う。
先月26日の全体練習では、自由曲「恐竜が来たぞ!」の決めポーズなど細かい部分まで入念に確認。児童たちは練習後も「もっと声を合わせよう」、「自信を持って歌おう」など互いを指摘し合いながら自主練習を続けた。
坂戸小合唱団の特徴は大きく2つ。上級生と下級生をバランスよく起用することで高低音にめりはりができ、音のバリエーションが豊富になる。次に、6年生全員の日替わりリーダー制度。一人ひとりに責任感が芽生え、下級生も先輩たちの頑張りに感化されるように。顧問の中島はるみ教諭も「子どもたちの立ち姿が春よりも頼もしくなった」と成長を実感する。
同合唱団のメンバーの風呂乙帆さん(12)は「声の響きだけは絶対に負けたくない。自分たちの力を信じて本番に挑みたい」と全国での飛躍を誓った。
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