高齢化社会を迎え、自宅で看取る在宅医療を考えてもらおうと、高津区は医療シンポジウムを12月7日に開催し、医療、福祉関係者や地域住民など34人が参加した。
第一部に行われた基調講演のテーマは「がんを患い在宅医療を考える」。腫瘍内科を専門とする医師の高崎啓孝さん(田園二子クリニック院長)が登壇した。高崎さんは病院と在宅医療の違い、がんの緩和ケアについて解説。終末期医療については、実態調査の統計から「医療の満足度、家族の介護負担で病院と在宅療法での違いは少ない」ことなどを伝えた。
第二部は事例を紹介。医師の佐藤浩則さん(久地さとう医院院長)がコーディネーターを務め、居宅介護事業所や介護用品店の職員が「寸劇」でがん末期患者の在宅療養を紹介した。
参加者から費用の質問、一人暮らしの場合はどうなるかなどの意見が寄せられ、在宅医療への関心を集めていた。
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