「メイドインローカル(地元産)」をコンセプトとしたスイーツやパンを扱う「Len」(溝口3の13の5/【電話】044・281・4456)。川崎の伝統野菜「のらぼう菜」を使った同店のチャバタが人気を集めている。商品別の売り上げ上位にも入っており、地元からの注目も高い。
Lenは昨年12月に溝の口店、3月に二子新地店がオープン。高津区の「うみたてたまご」や、宮前区・小泉農園の「わがままいちご」をはじめ、塩や醤油、はちみつなど地元産の食材を使った商品が並ぶ。
3月から売り出した「のらぼう菜と醤油のチャバタ」は、区内でとれたのらぼう菜と、明治元年から続く川崎の老舗「福来(ふくらい)醤油」(中原区)のものを使用。のらぼう菜と塩昆布、白ごまを生地に練りこみ、醤油を塗って焼き上げた。炒めたのらぼう菜と醤油の香ばしさを感じてもらおうと、この商品だけは袋から出してサンプルとして店頭に置いている。
「駅前から少し離れた立地がいいとは言えないこの場所を目的に来て下さる方もいる。お客さんもコンセプトを認知してくれているように感じる」と話すのは同店を手がけるtenの丸山佑樹代表。同店では現在20を超える市内生産者と取引を行う。「紹介で続々と増えていった。今後も多くの生産者さんと一緒に取り組んでいきたい」と展望を語った。
同社は区内にカフェ「テトテヲ」や共創型シェアマーケット「ノクチラボ」を展開。店舗運営などを通して、新たな街づくりや地域の発展を目指している。
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