神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
高津区版 公開:2021年6月4日 エリアトップへ

等々力陸上競技場 球技専用スタジアムに 陸上は補助競技場改修

スポーツ

公開:2021年6月4日

  • X
  • LINE
  • hatena
球技専用スタジアムのイメージ  川崎市提供
球技専用スタジアムのイメージ  川崎市提供

 川崎市は5月27日、川崎フロンターレの本拠地・等々力陸上競技場を球技専用スタジアムにし、補助競技場を第2種の陸上競技場に改修する骨子案を公表した。競技場の分離を求める市陸上競技協会(市陸協)の意見を市が重視したことが背景にある。

 市陸協によると、同競技場での陸上競技大会の開催はJリーグなどとの競合で日程調整に毎年苦労をしているという。2019年度の土日の利用はフロンターレと市サッカー協会で45%を占めた。これに対し、皆川敏明市陸協理事長は「川崎の子どもたちに関東大会や県大会といった全国につながる場を提供したくてもできない」と現状を説明。昨年6月に競技場の分離を要望していた。

サッカー・ラグビーを想定

 市が示した「等々力緑地再編整備実施計画改定骨子案」によると、球技専用スタジアムは、サッカーやラグビーの利用を想定。既存の陸上トラックを廃止し、サイドバックスタンドを増設。収容人数は3万5千人規模となる。

 骨子案が示されたことを受け、フロンターレ関係者の一人は「観客席の増設でチケットが入手しづらかった面も緩和されると思われる」と期待感をにじませた。また、選手がプレーするピッチとスタンドの距離が近くなることで「より迫力のある選手のプレーを見ることができ、選手も、サポーターと一体感をもって戦うことができる」とも語る。

 一方、陸上競技は補助グラウンドにメインスタンドやサイドバックスタンドを開設。5千人以上の観客席が必要な第2種公認の陸上競技場を整備する。これにより、陸上の日本選手権や国際大会は開かれなくなる。

市民意見を募集

整備費用について、市は市民や企業に寄付を募る。「ふるさと納税」の活用も選択肢の一つとしている。市は6月1日からパブリックコメント(市民意見公募)を実施。8月に意見を取りまとめ、11月の改定案で改修時期や費用を示す。

写真のたなかや

ひと味ちがう写真はプロにお任せ

044-822-3466

<PR>

高津区版のローカルニュース最新6

高津高生、リサイクルの現場知る

【Web限定記事】

高津高生、リサイクルの現場知る

地元企業が工場見学の機会を提供

5月3日

多摩川に「モトスマリモ」

国内2例目

多摩川に「モトスマリモ」

河原の石から数年で発生

5月3日

アユ稚魚2万匹、多摩川へ

アユ稚魚2万匹、多摩川へ

川崎河川漁業組合が放流

5月3日

「献血にご協力を」

川崎西RC

「献血にご協力を」

5月11日 粗品140個を用意

5月3日

精神疾患者 支援を考える

精神疾患者 支援を考える

5月14日 市総合自治会館

5月2日

体験・学ぶ「看護フェスタ」

体験・学ぶ「看護フェスタ」

5月11日 溝ノ口駅前で

5月1日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月20日0:00更新

  • 4月15日0:00更新

  • 4月8日0:00更新

高津区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

高津区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook