川崎河川漁業協同組合(竹仲密昭組合長)は10月22日、多摩区宿河原付近の多摩川でウナギ約400匹を放流した。ウナギの放流はおよそ10年ぶりといい、資源保護や回復につなげたい考えだ。
今回のウナギは愛知県産で、養殖して2年目のもの。10キロ分を同組合が購入し、宿河原地区(相楽義雄地区長)の会員らが放流した。
毎年、アユやフナの放流に取り組んできた同組合。一方、ウナギは高価かつ漁獲量によって手に入らないこともあり、長く放流できていなかった。「ウナギは多摩川に元々いる魚だが、自然環境の変化で生息しづらくなった。多摩川で育ったウナギは海に出てマリアナ近海で産卵し、仔魚が帰ってくる」と竹仲組合長。今後も放流用のウナギを確保できれば継続する方針を示す。
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