階段を上ると、そこには森が広がっていた―。高津区久本の複合施設「エム・パーク」の駐車場屋上で、緑化プロジェクト「フォレリウム:そらのもり」が開催されている。
施設を運営する(株)Denの藤田将友代表と、溝口の造園業「みつや園」の三家恵伍代表が立ち上げた「まちの植育研究所」が中心となって進めたもの。まちの緑化促進や造園業者の自己表現の場を目的に、4つの造園業者が参加して「森」をテーマにした展示空間を作り上げた。
会場には森と森をつなぐ抜け道や裏山、森のジャングルジムなどをイメージした作品が並ぶ。運送用パレットを再利用して作品の土台にすることで、フォークリフトなどを使って自由にレイアウトできるのも特徴だ。小さなブランコやすべり台には、連日近隣の子どもたちが遊びに来ているという。自身も作品を手がけた三家さんは「誰かに向けた表現をするのは久しぶりで面白かった。こういった場への参加が増えれば、業界自体も変わっていくのでは」と期待する。藤田さんは「緑化によってまちの価値を上げることが目標。今回は子どもたちの笑顔がたくさん見られてよかった」と話す。
週末にイベントも
開催期間は14日(日)まで。午前10時から午後4時まで(13日は夜間ライトアップのため8時まで)。入場無料。今週末は「キットパス」を使ったお絵描き体験や子どももできるフラワーアレンジメント(有料)などのイベントも予定。詳細は【URL】https://empark.jp/を参照。問い合わせはDen【電話】044・400・2378へ。
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