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税理士・FPの高橋さんが解説 お金のはなし その20「投資について【2】」
Q.前回、個人投資家は「時間の使い方」と「投資対象の選定」が大切だとお話しされていました。
まず「時間の使い方」について。前回もお話した通り、金融市場には巨大な機関投資家(金融機関や保険会社など)がいて、市場全体を動かしています。個人投資家がその動きを読み切り、うまく立ち回るのは難しいのが実情です。
しかし、長い時間をかけて少しずつ投資をしていくことで、市場全体の波に乗っていくことは可能です。たとえば「月末ごと」など定期的に「決まった金額」だけ、株式や投資信託を買い続ける「ドルコスト平均法」という手法があります。一定数ではなく一定額、少しずつ買うことで取得価額(買い付けに要する金額)のバランスを取ることができます。
Q.「投資対象の選定」の方はどういうことを気にすれば?
個人投資家の基本戦略は、市場全体の指標との連動を目指す「インデックス投資」です。例えば日経平均株価やS&P500(米国の株式指数)などの指標に連動する投資信託を使います。実は市場平均を上回る成果を出すのは、プロでも難しいとされています。市場全体の盛り上がりに乗っかることで「負けにくい投資」が可能となるのです。
「ドルコスト平均法」と「インデックス投資」を組み合わせることで、時間をじっくり使って市場全体に投資をしていくことになります。その結果、二重のバランスを図ることができるのです。
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5月3日