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C型肝炎 地元専門ドクターが早期発見・治療を呼びかけ 市民公開講座で
肝がんの原因で7〜8割を占めるというC型肝炎の早期発見・治療を目的に11月27日、ユニオンビルで「C型肝炎市民公開講座(肝臓の会神奈川・MSD(株)共催)」が行われた。
C型肝炎は自覚症状が少なく、国内の患者数は200万人以上と推測されている。気づいたときには肝硬変や肝がんに進行してしまう、身近で恐ろしい病気。同講座は地元専門医が肝臓の基礎知識から最新の治療法まで、幅広く解説する人気の企画だ。今回は帝京大学医学部附属溝口病院の菊池健太郎准教授が司会を務め、関東労災病院消化器内科の2人が講演した。
肥満や飲酒が原因も増
金子麗奈先生は「C型肝炎とはどんな病気?」をテーマに症例の写真を使って説明。「最近は肥満や飲酒など、生活習慣が原因の方も増えている。まずは検査をすることが大切」と呼びかけた。
症状にあわせた治療を
また「C型肝炎治療の現状と展望」について紹介したのは椎名正明先生。「現在、治療の選択肢は増えている。段階・症状に合わせて行うことが大切」と治療別のウイルス排除率や効果のデータを示して話した。 さらに来年から使用開始予定の新薬の治験結果が紹介されると、参加者は真剣な眼差しで聞き入り、メモを取っていた。親戚に患者がおり、病気について知りたいと参加した男性は「今までは全く分からなかった基礎知識を学べたので、今後コミュニケーションを図りやすくなる。参加して良かった」と笑顔をみせた。
「C型肝炎の治療は、長期間にわたる」と関東労災病院の佐藤譲副院長。「小さなことでもまずは相談を。また今後もこういった機会を作っていきたい」とまとめた。
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