民主党市議団市政レポートNo.18 上丸子小改築と防災対策 川崎市議会議員 おしもと よしじ
防災備蓄倉庫が整備
今月2日、上丸子小体育館にて改築計画の説明会が開催された。計画では、現状の校庭部分に仮設校舎を建設、その後本校舎を取り壊し現況と同位置に新校舎を建設する。その際、昨年4月に開催された改築の検討会の中で、地域から要望のあった防災備蓄倉庫の設置について具体化された。私も検討会の要望を受け、昨年6月議会でいち早く取り上げた経緯がある。同校は幹線道路沿いに位置し、帰宅困難者が立ち寄る可能性が高い。また、今回の改築は、高層住宅建設に伴う生徒数の増加に対応するためでもあり、その住民も避難所として使用することが予想される。そのため、大震災を教訓に備蓄倉庫の必要性が訴えられていた。この説明会当日、私も担当者に、同じく改築される大谷戸小の非常用コンセントや非常時プールの水を利用したトイレ等を例示しながら、防災対策について質問すると、太陽光発電施設や職員室等、諸室の配置に重点を置くといった答えがあり、より具体的な内容は今後作成される詳細な実施設計の中に盛り込んでいくとのことだ。
帰宅困難者対策
震災当日、前述した上丸子小や東住吉小等の幹線道路沿いの公的施設だけでなく、駅前にも避難者や滞留者が発生したことから市は先月、帰宅困難者の一時滞在施設を市内で17ヶ所指定。今後、対策の円滑な推進に向けて、主要ターミナル駅ごとに、交通事業者や警察署、消防署、一時滞在施設、商店街、学校、区役所等による協議会組織設置の検討にあたる。中原区で指定されたのは、市教育会館(下沼部)、中原図書館(小杉町)、中原市民館(新丸子東)、生涯学習プラザ(今井南町)、平和館(木月住吉町)、市民ミュージアム(等々力)の6ヶ所。
防災エンスショー
防災について、上記のようなハード面も重要だが、ソフト面も充実しなければならない。学校では、児童用備蓄の整備に伴い、それらを利用した防災教育も今後展開される。また、地域では、防災に着目したサイエンス(科学)ショーといった催しも先週開催された。市が後援、私も主催団体のメンバーとして準備段階から運営を支え、100名を超える子供と保護者と共に災害や自然エネルギーの仕組みについて学ぶ重要な機会となった。小さい頃からの防災教育は減災に繋がるため、これからも充実を図って参りたい。
民主党川崎市議会議員団・押本吉司
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4月26日
4月19日