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交通事故や災害事故を引き起こす『睡眠時無呼吸症候群』の危険性 取材協力/すずき耳鼻咽喉科クリニック<いびきのご相談>
睡眠中に息が止まる状態が何度も起こる睡眠時無呼吸症候群(SAS)。日常生活にも大きな影響を与える疾患だ。交通事故や災害事故を引き起こす危険性について、『すずき耳鼻咽喉科クリニック〈いびきのご相談〉』に取材した。
交通事故率は約7倍
「この病気は本人に自覚がなく、家族や友達から指摘されることがほとんど。高血圧や心筋梗塞、脳卒中、脳梗塞を起こす危険性は3〜4倍になり、メタボリックシンドロームや糖尿病との関連もあります。睡眠中の酸欠状態が血液をドロドロにし、細い血管が詰まりやすくなります。昼間の眠気が仕事に支障をきたすことも多いです」と鈴木院長。
警視庁が実施したアンケートによると、SASと診断されたドライバーの約40%が居眠り運転を経験していたという。また、居眠り運転による交通事故率は健常者の約7倍も高いという報告も出ている。
今年3月上旬に北陸道で起きたバスとトラックの衝突事故。運転手はSASの検査で要経過観察の診断を受けていたという。03年には山陽新幹線の運転手が居眠り運転を起こした事例があり、その後の検査により運転手がこの病気であることが判明した。日本での患者数は300万人以上と推測され、30代〜50代の働き盛りに多い傾向がある。主な症状は左記のとおり。
検査は夜来院で朝帰宅
同院の検査は夜11時に来院して(応相談)、翌朝4〜7時に帰ることができ、仕事や家庭への負担も少ないという。治療法としてはCPAPや口腔内装置、ラジオ波がある。ラジオ波治療は腫れた鼻粘膜を収縮させ、鼻が詰まった状態でも受診できる。アレルギー性鼻炎にも対応。保険適用で片鼻2700円。
電子内視鏡、モニタリング顕微鏡システムも導入しており、耳・鼻・喉の状態をモニターで把握できる。幼児のイビキ相談に来る人も多いという。
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4月26日
4月19日