市政報告 川崎らしい空家対策・子育て・介護の充実へ 川崎市議会議員 吉岡としすけ
年末年始の防犯・防火見回りが各町内会・自治会で実施されています。私も皆さんと回りますと、長く居住が確認されない住宅が目立つようになってきました。地域の皆さんにお話を伺うと年々空家の数は増加しているとの事です。また、中には管理が放棄され、崩れかかった家屋もあります。全国で空家が増えていることを踏まえて公明党が中心で取りまとめた、「空家対策の推進に関する特別措置法」(空家特措法)が成立しました。これにより、管理放棄されたとみなせる家屋を強制的に取り壊せるようになりました。
川崎市にもあるのか?
本市の実態は統計上7万2千9百棟。消防局の見守り対象空家は722棟あります。区内でも見守り対象が82棟あり、中には隣に崩れかかった家屋も数棟あります。こうした空家が抱える課題は防火・防災・環境衛生上の問題や地域の景観の悪化等計り知れません。
川崎市議会で徹底討論
私は地域の皆様の安心を確保する観点から対策について平成16年にこの問題を初めて取り上げ、平成19年第3回議会で徹底討論をしました。この結果「川崎市私有財産等に関する解決困難な地域課題にかかる検討連絡会議」が市役所に立ち上がり、3件の空家物件に対応してきました。
今後の対策と活用
昨年9月、公明党提案で川崎市議会の中に「空き家対策勉強会」を立ち上げ、12月には空家施策に造詣の深い上智大学北村教授をお招きし議員、職員を含め空家問題セミナーを開催し共通理解を深めたところです。
子育て・介護の拠点に活用を
川崎市は活発な住宅市場と子育て世代の増加、さらに高齢単身者の増加もあります。地域で子育てし、地域に住み続けられる方策の一つとして、積極的に空家を活用し持ち主・地域にとって両得となる川崎らしい施策を実現する条例制定が必要です。実現に向け全力で取り組んでまいります。
吉岡としすけ
川崎市中原区苅宿46-19
TEL:044-431-6564
FAX:044-411-0558
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4月26日
4月19日