市政報告 等々力陸上競技場スタンド拡張へ硬式野球場は着工遅れか 川崎市議会議員 松原しげふみ
等々力緑地は多くの運動施設や文化施設に加え緑と水の空間を有しており、良好な都市の環境を創造するために重要な役割を担っています。まさしく市民の貴重な地域戝産であり、多くの方々に親しまれている総合公園となっています。これまでも本市の広域拠点として新たな玄関口にふさわしい魅力あふれる公園を目指し必要に応じ緑地内の整備が進められてきましたが、陸上競技場や硬式野球場等の運動施設については、老朽化の課題が指摘されていました。陸上競技場は1964年に建設が始まり1966年に供用開始となりました。その後メインスタンドの一部に屋根が設けられたりしましたが2009年3月、川崎市議会に等々力陸上競技場の全面改修を推進する会から提出された「等々力陸上競技場の全面改修及びその周辺の施設・環境の速やかな改善に関する請願」が全会一致で採択され、緑地全体の整備が始まりました。陸上競技場については11年から始められた第一期工事(メインスタンド改築)が15年3月に完了し、6階建てのメインスタンドがリニューアルオープンしました。これまでの2万5千人であった収容人員が3万人となりました。今後第二期工事が始まりますが第二期工事は、サイドスタンド、バックスタンドを拡充し、収容人員を3万5千人程度まで増やす計画となっており、今年度は現在の8レーンのトラックから9レーンへ増設、硬式野球場整備によって廃止されるプールをスタンド下への複合化、工事期間中の駐車場スペース確保、Jリーグ開催と施工の進め方などの課題に対しての対応が検討されています。16年度には事業評価を行い、工事の正確さを高めるため、サイドスタンド、バックスタンドの施工法とその手順、スケジュール、整備コストについての検討が行われ、17年度に第二期工事が始まる予定です。
硬式野球場は1967年に供用が開始され50年が経過し老朽化が激しいため、現在解体工事が進められており、18年6月の完成を目指していますが工事請負業者の選定にあたり今回入札が不調となってしまいました。次回の入札で業者が決まれば予定通りの期日までの完成は見込めますが、それが不調の場合には完成時期が遅れる懸念が生じます。戝政状況が厳しい中、行政は業者が納得する予算を確保することができるのか手腕が問われるところです。すべての市民に親しまれる総合公園となることを願い、今後も活動を続けてまいります。
松原しげふみ事務所
中原区新城5-2-3
TEL:044-751-8855
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4月26日
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