市政報告vol.13 「熊本地震」被災地現地レポート 〜自民党代表質問答弁をふまえて〜川崎市議会議員 末永 直
「熊本地震」被災地に、横浜市議会議員数名と同僚議員らと先月、赴きました。現地負担にならぬよう知人の熊本市議のみの案内で、被害の大きい熊本城や益城町、本市職員が派遣された避難所等を訪れました。
東日本大震災後に策定された「広域・大規模災害時における指定都市市長会行動計画」が機能したことを確認できたことは大変意義深かったです。本視察をふまえて自民党は代表質問を6月8日、行いました。総務企画局長は「熊本市から指定都市市長会事務局を通じ、食料、飲料水、毛布などの必要数量が示されたことから、本市の備蓄量を確認し、すぐに搬送可能な集中備蓄倉庫などから、支援可能な数量を算定し提供した」と答弁しました。
本行動計画に基づき、全庁を挙げて食料や飲料水、毛布などの物的支援を被災地へ。災害医療コーディネーター等、職員を289人(6月2日現在) 人的支援として派遣しました。派遣職員のアンケート報告によると「避難所運営の難しさや課題をあらためて認識した」、「学校などの施設管理者及び地域の方々が連携し、大きな混乱もなく運営していたところもあり、本市が被災した際に参考にすべき点もあった」とのことです。寝袋等で宿泊しながら24時間体制でがんばっていた職員には感謝と敬意を覚えます。
また、横浜市は職員とセットで消防局員を派遣していました。支援物資運び等、諸々の作業を職員の助言のもと消防の経験者が迅速に動く。「頭」と「手足」の連携プレーがいかんなく発揮され、被災者の方々は非常に喜んでいたそうです。あまり報道されていませんが熊本県の消防団員の活躍も素晴らしいの一言に尽きるそうです。
本市では第45回中原消防団消防大会が6月5日、等々力緑地公園で開催され、私も住吉分団団員として参加しました。消防団員の待遇改善と人員確保、資機材装備の充実そして災害時における体制をどうするかは極めて大きな課題であり、災害への備えを堅固に、かつ不測の事態にも対応できなければなりません。
災害時の「派遣体制の充実」と「消防の力」を強く実感します。
|
|
|
|
|
|
4月26日
4月19日