市政レポートNo.92 桜並木保存へ、市長に提言! 川崎市議会議員 おしもとよしじ
メディア・報道は、昨日の解散を受けた”衆議院選挙”一色となっていますが、同日に川崎市長選挙も投開票されることをご存知でしょうか?私は、これまでも、この紙面において、この市長選挙を捉え、等々力陸上競技場第2期整備の「全面改築案」や「等々力プールの整備」実現の機運を高めていくべきと訴えて参りました。(7月28日発行・市政レポートNo.90)
今回もそのような観点から以下、提言致します。
専門的な調査と計画方針の策定を!
先日、市長が次の市政4年間に向けた取組みの内容を示しましたが、数ある施策の中にこのような記載があります。『地域との連携・協働で、桜並木や桜の広場を創り、育てる「かわさき桜回廊プロジェクト」を開始しよう!』、各区の整備事業の一つとして『二ヶ領用水に面した(総合自治会館)跡地については、親水空間としてのつながりを大切にしながら、うるおいと賑わいの場所となる方針をつくります』としています。
中原区内にも数多くの名所が存在し、春の賑わいに欠かす事の出来ないこの”桜”でありますが、植樹から年月が経過し、高樹齢化から花を咲かせなかったり、腐朽や空洞化など倒木の可能性も指摘され、対処すべき樹木数が今後、増加することを見越した対応が急務です。また、桜並木の復活やその維持管理に尽力してこられた団体等も将来の担い手不足から解散するケースも見受けられ、地域との協働の在り方が問われています。
そのような課題に対し、計画的な樹木医等による専門的な調査、伐採対処・植替え作業等を行う必要があります。それと同時に、桜並木が住民の発意によって育まれて来た経過を踏まえ、日常の管理主体である地域や団体、イベントを主催する商店街組織等との係わりや大規模作業等、区役所との業務・役割の住み分けも議論すべきです。さらに、樹木医等への調査委託費といった財政の裏付けも必然です。そのために、それぞれのエリアを包括した”計画方針の策定”が不可欠と考えております。安全保障を脅かす国際的な緊張関係の最中、大義なき10月の選挙ですが、国政のみならず川崎市政の政策論争にもぜひ注目して下されば幸いです。
市議・押本吉司
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4月26日
4月19日