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頼れる地域の”ランドマーク病院”に 関東労災病院 佐藤譲病院長
昨年、創立60周年を迎えた関東労災病院。1957(昭和32)年に京浜重化学工業地帯の被災労働者対策と地域医療の充実を図るために内科、外科、整形外科、放射線科の4診療科に病床数100で開院した。現在は血液内科やスポーツ整形外科など33診療科、610床で急性期医療を展開。原則「断らない救急医療」を目標に年間約7000台の救急車を受け入れている。
長年地域医療を支えてきた同院で、病院長を務める佐藤譲氏に話を聞いた。
――昨年は退院支援部門の充実を図り、入院患者の入院日数を減らすことが出来たそうですね。
佐藤「そう聞くと、すぐに追い出す、冷たいと感じてしまう方がいらっしゃいますが、ご高齢の方ほど入院期間は短い方がいい。入院が長くなれば日中の活動量は減り、筋肉が衰えてしまう。早く退院して、元の生活に戻ろうとすることがリハビリにもつながります。我々は入院患者さんに対して1日でも早く、元の生活に戻してあげたいと考えています」
――貴院では利用者、質の向上、財務、効率化、学習と成長という5つの視点で自分たちをチェックしていますね。
佐藤「特に重視しているのは『質』と『成長』です。高齢化が進み、患者数や入院者数の増加が予想される中で、一人ひとりに質の高い医療を提供するためには、医者や看護師、薬剤師、理学療法士、栄養士、ケースワーカーなどそれぞれのプロが集まる『チーム医療』が欠かせないと考えています。医者が指示を出して、それに従う時代ではありません。我々の持つ医療資源を全て使い、患者さんを早く家に帰すこと。それが我々の使命とも感じています」
――今後目指すのは?
佐藤「一番大切な人が倒れた、入院したといった非常時に高水準の技術を提供し、ケアしてくれる地域のランドマークとなるような病院を目指しています」
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4月26日
4月19日