市政報告vol.45 平成最後の予算審査特別委員会報告〜新時代へ〜 川崎市議会議員 末永 直
3月5日の平成31年予算審査特別委員会での私の質問内容を報告したい。
1、記帳所等、御皇室への祝意を表す本市独自の取組を
天皇陛下御在位30年や皇太子殿下の御即位を祝し2月24日、日本民家園等本市施設が無料公開され国旗掲揚した。私は、本市独自の記帳所の設置等取り組みの是非を伺った。「記帳所の設置等市民の皆様が直接祝意を表すことのできる機会を設けることも検討したい」(総務企画局長)との前向きな答弁を得た。
2、苅宿小田中線II期区間の優先順位向上を要望
法政グラウンド前のI期区間の道路拡張は完了。関東労災病院前の踏切道路のIII期区間は今後約4年間かけて工事する。道路整備プラグラム上、I期とIII期の間に道路を通すII期は何もしないに等しい「調整路線」のまま。「着手」へと格上げするよう強く要望した。
3、自動車文庫利用で教職員の負担軽減を要望
現状、授業等で活用したい図書は教職員自ら市立図書館まで出向いて借りなければならない。私は各区を巡回する自動車文庫があるのだから、本車両に依頼図書を積み、近くの公園に来るタイミングに合わせ教職員が取りに来るしくみをつくれば、教職員の負担軽減につながるとともにムダな時間が減り、生まれた時間を授業等の質の向上に使えるのではと提案した。「検討する」(教育次長)との答弁を得た。
4、公共用地をサイクルポート用地として提供するシェアサイクルを中原区でも
「川崎市シェアサイクル実証実験」が登戸等・殿町等エリアで行われる。中原区では民間事業者が丸子橋付近7カ所でサイクルポートを設置する「多摩川シェアサイクル社会実験」が民間のみで行われる。私は本実験のビックデータの活用について質問した。「観光施策等への利用促進や自転車の通行環境整備等の活用が考えられる」(建設緑政局長)とのこと。また、中原区でも公共用地を提供してサイクルポートを増やすなど、全市的取り組みにするよう要望した。国際交流センターを中心とする地域は交通不便地域で、外国人相談窓口もある為、強く要望した。
5、コスト削減分を有効利用する行財政改革の推進を後押し
今、「誰もが」「どこでも」「できることから」の3D改革の推進を基本姿勢として行革を行っている。様々な工夫でコスト削減した金額分を翌年度有効利用できるしくみを導入している。中原区役所では、広告付庁舎案内表示板を設定(平成30年8月〜)して、約226万円の収入を得、庁舎トイレにベビーチェアを設置する。「中原消防署の本市スポーツパートナー等と連携した広報活動の取組」や「建設緑政局の庶務課内にサテライトオフィスを設置し、出張時の移動時間を削減した取組」が市長から評価の声として答弁された。
今後とも古き良き伝統を守りつつ、新しいイノベーションを求める姿勢を大事にしていきたい。
|
|
|
|
|
|
4月26日
4月19日