神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2023年11月10日 エリアトップへ

元教員・笠原さん 「文字と言葉」で伝え30回 秋水書道会の作品を展示

文化

公開:2023年11月10日

  • X
  • LINE
  • hatena
来場者に思いなどを語った笠原さん
来場者に思いなどを語った笠原さん

 中原小学校や今井小学校の教員として勤めていた書家の笠原秋水さん(86・麻生区在住)が主宰する「秋水書道会」の秋水会書展がミューザ川崎(幸区)で開催された。10月25日から29日までの期間中、多くの人が会場を訪れ、会員が手掛けた作品を鑑賞した。

 「自分らしさを言葉と書で表現する」をモットーに、誰にでも読めて理解できる書作活動に取り組んでいる同会。毎年開催されている同展は、今年で記念すべき30回目を迎えた。節目を記念して寄せられた福田紀彦川崎市長の作品のほか、笠原さんや会員34人の「のぞみ」をテーマにした小作品などが展示された。

 初日には、笠原さんによるギャラリートークも企画され、童謡『里の秋』の詩を書いた自身の作品に込められた思いを伝えた。斎藤信夫が作詞し、海沼實が作曲した『里の秋』が作られたエピソードや、NHKで放送されたときの話、笠原さんの幼少期に父親が戦死し生田村(当時)で過ごした際の境遇、心境がこの詩と同じだったことなどの思いを吐露。「詩や歌など素晴らしいものは、それが虚像でも真実のように人を惹きつける。それが名作」「表に出ていない裏の話を知ることも大切」などと、会場を訪れた約80人に語り掛けた。笠原さんは「多くの人に来てもらえた。言葉によって自分らしさを表現することがこれからは大事。今後も文字と言葉で人と人をつなげていきたい」と話した。

中原区版のローカルニュース最新6

「川崎のルーツ」歴史公園に

「川崎のルーツ」歴史公園に

セレモニーと雅楽で祝う

5月25日

いざへの備え できる限り

鷺沼町会

いざへの備え できる限り

防災ボトル約1100個

5月24日

「安心カード」全戸配布へ

木月一丁目町会

「安心カード」全戸配布へ

震災の教訓生かし

5月24日

被災地支援へ30万円

ソロプチ川崎

被災地支援へ30万円

バザーの収益金を寄付

5月24日

防災リュック、「知って」

子母口南町内会

防災リュック、「知って」

利便性などを周知

5月24日

健康テーマに講座

川崎市・国立衛研

健康テーマに講座

6月2日 食の安全など

5月24日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月24日0:00更新

  • 5月17日0:00更新

  • 5月10日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook