新城小学校(伊東芳男校長)で3月15日、6年生113人の給食に、摘みたてのイチゴが2粒ずつふるまわれた。提供したのは、今季からイチゴの栽培を始めた地元農家の新城ファーム(井上農園)。経営する兄弟の井上稔夫さんと法久さんが、もうすぐ卒業を迎える母校の後輩たちに祝いの気持ちを込めてプレゼントした。
正午すぎ、6年1組では給食係が配膳を始め、イチゴも盛りつけ。「いただきます」と声を合わせた後、早々に一粒を口にした宇都宮奏人さん(12)は「味が濃くて、めっちゃ甘い」と笑顔を見せ、他の児童も次々と口に運んだ。この日、新城小を訪れ子どもたちが喜ぶ姿を目にした稔夫さんと法久さんは「うれしそうに食べてもらえて良かった」と口を揃えた。
伊東校長は「実際に食べることを通して、地元産の食材などを知り、学びや考える機会にもなる。こうしたご厚意に感謝したい」と話した。
新城ファームは4月にも、新6年生から1年生までの全学年にイチゴを提供する予定という。
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