(PR)
術後の回復、入院短縮に期待の「単孔式腹腔鏡下手術」
いま日本で最も死亡率の高い病気「がん」の中で、消化器系として主に挙げられるのが、胃がんと大腸がんだという。そして、既に進行した段階での治療法として注目されているのが《腹腔鏡下手術》だ。
腹部の数ヵ所に小さい穴をあけ、トロッカー(筒の器具)やファイバースコープ等を挿入し中の様子をモニターに映しながら、患部を切除するもの。手術中の出血量や術後の痛みも少なく、早期の社会復帰も見込めるなどのメリットがあるという。
聖マリアンナ医科大学東横病院・消化器病センター長の宮島伸宜医師は、この腹腔鏡下手術を2000件以上手掛けてきているが、最近新たに取り入れているのが「単孔式腹腔鏡下手術」だ。文字通り、腹部の一ヵ所のみの穴から手術を行うため、術後の回復が早く入院期間の短縮も期待できるという。病状では、胆石や大腸がん、急性虫垂炎(盲腸)などに対応し、今後は胃がんやヘルニアの手術にも適応させていくという。
宮島医師は「医療と技術の進歩にあわせ、より患者さんの負担の少ない医療をこれからも提供していきたい」と話す。
「がんは早期なら治るもの」
宮島医師は、「がんは不治の病ではなく、早期に適切な治療を受ければ比較的治りやすいのです。胃がんの5年生存率はIA期(早期)であれば93・4%。前がん病変や早期がんの一部は、内視鏡を用いて切除すれば根治できるのは明らか」と話す。
聖マリアンナ医科大学東横病院では、拡大内視鏡、色素内視鏡、超音波内視鏡、三次元CTスキャン、ハイビジョンモニターなどを装備し、治療にあたる。
宮島医師は「いずれにしても、個々の患者さんの状況に応じた正確な診断と治療を行っていくために最善を尽くすことが医師の使命」と話す。
ヤリイカ、マイタケ...春の味を楽しんで5月3日 |
|
|
|
|
|
5月3日
4月26日