神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2017年2月24日 エリアトップへ

市政レポートNo.84 努力が報われる奨学金制度の充実を! 川崎市議会議員 おしもとよしじ

公開:2017年2月24日

  • X
  • LINE
  • hatena

 昨年12月の議会において、川崎市高等学校奨学金支給条例の一部が改正され、新たに高等専門学校3年生までと専修学校の高等課程の生徒に対しても奨学金の支給対象者が拡大されました。本市の奨学金制度は、意欲や能力があるにもかかわらず経済的理由により進学を諦めるといった事態を避けるために設けられたもので、近年、その制度の周知や困窮家庭の増加などにより、応募者が急増しています。

 そして、昨年度、申請数が予算額を上回る事態となり、申請基準と採用基準の乖離が生じ、全履修科目の評定結果平均値3・5以上という申請基準に達しているにもかかわらず支給されなかった生徒(以下、基準内不支給者)が181名も発生。さらに、今年度も同額の予算しか計上されなかった為、基準内不支給者は、なんと251名にまで増加する結果となってしまいました。申請数の増加が想定されながら予算を増額せず、対策を講じることなく不支給の生徒をそのままにしたことは、誠に遺憾であり、就学困難な生徒救済の観点からも本市の対応に問題があったと指摘せざるをえません。我が会派は、前述のように、支給対象者の拡大も踏まえた上で、来年度予算への反映及び制度改善策の検討を促して参りました。

平成29年度予算に一部反映へ

 今年度の基準内不支給者251名に対する予算不足額は、約1240万円でした。先日より開会する予算議会で示された奨学金事業費は、その額に等しい1266万円余の増額・拡充となり、その主張の一部が反映する形となっています。但し、支給対象者拡大への対応や制度改善策の検討など、それらの対策が不明確で、まだまだ不十分だと考えます。

 給付型奨学金は、冒頭述べたように、経済的理由に左右されず、その努力を報い、チャレンジを支援してチャンスを与える重要な制度であるばかりか、進学を後押しすることで、将来的な個人所得の増加やそれに伴った税収の確保、さらに、生産性向上や寄付など社会的な便益をもたらす効果も期待されており、”未来への投資”という側面があります。私達は、追及の手を緩めることなく、要件を満たす申請者全員に奨学金が支給されるよう、これからも議会から様々な支給方法や制度改善策を提言し、その検討を図って参ります。

市議・押本吉司

http://www.oshimoto.info/

中原区版の意見広告・議会報告最新6

ついに武蔵小杉エリア防災計画が改定

市政レポートNo.165

ついに武蔵小杉エリア防災計画が改定

みらい川崎市議会議員団 副団長 おしもとよしじ

4月26日

地域社会を守る住民組織町内会・自治会に加入を!

市政報告

地域社会を守る住民組織町内会・自治会に加入を!

川崎市議会議員 松原しげふみ

4月26日

市民の命を守るために〜AED(自動体外式除細動器)を屋外設置へ〜

市政レポート【9】

市民の命を守るために〜AED(自動体外式除細動器)を屋外設置へ〜

みらい川崎市議会議員団 いど きよたか(清貴)

4月19日

日本維新の会を離党しました

市政報告Vol.10

日本維新の会を離党しました

川崎市議会議員 三浦えみ

4月19日

丸子橋周辺の河川敷がますます楽しい場所になります

市政レポートNo.12

丸子橋周辺の河川敷がますます楽しい場所になります

みらい川崎市議会議員団 高橋みさと

4月12日

中原区の市制100周年記念事業(前編)

市政報告vol.103

中原区の市制100周年記念事業(前編)

川崎市議会議員 末永 直

4月12日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook