市政レポートVol.7 2020オリ・パラアツい想いを手話ダンスで! 川崎市議会議員 吉沢 直美
先月開催された第5回定例会での自身の一般質問を一部ご報告いたします。
チャリティー手話ライブの'DLIVE(ドライブ)というステージが先月クラブチッタで開催され、家族で参加しました。平成16年から開催され、今回で16回目を迎えるこのライブ。”第6回日本イベント大賞”にも入選しており、川崎市はこの活動を後援しています。そこで、本市にその事業内容等について質問をしました。
◆'DLIVE(ドライブ)とは?
本市からは「手話に触れる機会がない方にも関心を持ってもらうことを目的に開催する、国内最大の手話ライブで、自動車教習所を運営する会社が主催。また、運営には手話サークルの大学生や高校生などが参加するボランティア活動の場ともなり、ステージでは聴覚に障害のあるシンガーやダンサーが、ダイナミックで華麗な手話歌(しゅわうた)や、音楽に合わせたエネルギッシュな手話ダンスを披露するなど、誰もが楽しめるスタイリッシュなライブとして感動を与える『音楽のまち・かわさき』を発信。また、『かわさきパラムーブメント』にも資する取り組みの一つである」との答弁でした。
私は会場で若者の弾ける力強いパワーを感じ、スタイリッシュでカッコイイ、健聴者もろう者も共に楽しめるこのイベントに深く感動しました。現在他都市では、手話ダンスを行う団体が教育委員会を通じて、小学校で手話ダンスを教えているところもあります。東京2020オリンピック・パラリンピックを目前に「かわさきパラムーブメント」にも資する取り組みとして、本市でも教育現場において手話ダンスを福祉教育の一環として取り入れるべきではないかと私は考えます。
そこで、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて、学校における手話ダンスの取組みについて、本市に伺いました。
◆学校における手話ダンスの取組みについて
本市からは「かわさきパラムーブメントのレガシー形成に向けて、多様性を尊重する社会をつくる子どもたちの育成に取り組んでいる。運動会等でのダンスについて、各学校のねらいと実態に応じて実施しているが、様々な表現方法を知ることは、教育活動の充実につながるものと考えており、手話ダンスも総合的な学習の時間や福祉の学習の一環として集会活動等でも取り組める事例であるので、今後各学校へ紹介していく」とのことでした。
最近は、全国の小中学校でもダンスの授業を取り入れる流れが強く、学校の運動会でもダンスは欠かせません。川崎の小学校の運動会は毎年5月に行われるので、オリ・パラを目前にして、今年の運動会のダンスには手話ダンスを取り入れ、ダンスの中で手話を覚え、子どもたちにも自然な形で手話に触れ合い、身近に感じ、有意義なダンスにして欲しいと考えます。子どもたちのオリ・パラへの関心も更に高くなることと思います。
ダンスは道具を必要とせず、いつでも誰でもできるのが最大の魅力です。ダンスで共に楽しく体を動かせば、垣根を超えて周りの人たちとの繋がりを実感できます。子どもたちも高齢者の方々も、男性も女性も、生徒も先生も、世の中を元気にするのではないかと思います。
教育の現場にも手話ダンスを取り入れて貰えるよう、そして今年の運動会に間に合うように、各学校へ手話ダンスの紹介をしっかりと行っていただくことを、本市に要望致しました。
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4月26日
4月19日