Ｙ字バランスを披露する中野さん
フロンターレ26周年を盛り上げる「０２６（おふろ）サポーター」に就任した体操教室ミズトリスポーツクラブ（水鳥寿思代表）。同教室は「地域に応援されるクラブ」を掲げるフロンターレを参考に２０１８年、中原区に教室を立ち上げた。以来関係は深く、フロンタウン鷺沼などで体操教室を開催している。今年９月のホームゲーム前、等々力スタジアムで屋外体操教室「タイタニック体幹タイムトライアル」を行い、多くの人が訪れた。
みんなで背負える
同クラブの執行役員で、現役チアリーディング選手として指導にあたる中野智さん（32）＝高津区出身・在住＝は、小さな頃から親に連れられて試合観戦に行くなど、フロンターレは「昔も今も、あって普通な身近な存在」。０２６サポーターとなったことで「地元出身者に限らず、チームを背負えることが利点」と誇らしげに語る。
フロンターレ選手による商店街や学校訪問、市内飲食店でのオリジナルメニュー展開などの取り組みに刺激をうける。ゆくゆくはフロンターレのように地域に根を張り、「教室をヨガやラジオ体操などで地域に開放できるようにしたい」と夢は広がる。「顔の見える関係をみんなで構築できれば、地域はより良くなるはず」。個人的な夢の果ては「地域住民がブース出店して、サッカーや体操に限らず、さまざまな競技をする大運動会を等々力で開催できたら」。フロンターレとともに、スポーツと地域の未来を創造する。
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