第63代大和市議会議長に選出された 小倉 隆夫さん 下鶴間在住 66歳
親しみある市議会を
○…市役所５階の正副議長室に招かれると「毎日の取材、お疲れさま。今日も暑かったね」とひと言。11日に開かれた臨時会で大和市議会の議長に選ばれ、「責任の重さを非常に感じる。よし、頑張ろうという気持ち」とまた、ひと言。先日、市民まつりに初めて議長として参加し、「市民の皆さんの笑顔が印象深かった。そんな皆さんに親しまれるような、身近な市議会を目指していきたい」と続けた。
○…下鶴間に生まれた。明朗活発、放課後は泥だらけになるまで遊ぶ元気な少年だった。大和中学校ではバレーボール部に所属。「背は低かったが、レシーバーとして試合に出させてもらった。スポーツの楽しさを再認識したね」。都内の高校を経て、関東学院大学を卒業後、父が創立した大和山王幼稚園へ。「いつかは自分が継ぐ」という気持ちで、送迎バスの運転手からスタートし、大学の通信教育で教員免許を取得した。
○…園長に就任したのは、47歳の時。３人の子どもたちも幼児教育の道へ。「主体性や多様性を尊重する教育」を掲げ、実践してきた。本業と並行して30歳を前に、大和青年会議所で地域活動をはじめ、「社会奉仕とまちづくりに強く関心を持った」。２０１１年に政治を志し、市議会議員に初当選した。「健康である限り、この先もずっと大和市政に関わっていきたい」と考えている。
○…健康のため、週末のランニングを日課としている。山王幼稚園から大和高校を通り、東林間駅を超え、相模大野駅までの片道約４・５Km。「運動は大切。それと睡眠、食事。覚えておいて」とユーモアたっぷりに語った。いよいよ６月から定例会が始まる。持ち前の明るさと行動力で、親しみやすい市議会をめざしていく。
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