「さがみの国大和フィルムコミッション」の副会長として活動する 杉下 由輝(ゆうき)さん 40歳
”ワクワク”を求めて
○…映画やドラマなどを誘致し、撮影時には必要なロケ地やエキストラの手配をする「フィルムコミッション」(FC)。現在も居住する藤沢市で9年前にFCを立ち上げた経験を請われ、9月に誕生した「さがみの国大和フィルムコミッション」の副会長に就任。大木市長が会長のため、実務的なトップとして東奔西走している。「好きな芸能人が訪れた場所に行きたくなるのがファンの心情。多くの作品を誘致することで大和に新たな名所を作りたい」と意気込む。
○…町田市出身。根っからの映画好きで、大学時代は授業をさぼり毎日のように映画館へ通った。多い時で1日に4本、年間百本以上は映画を見たという。また、夏休みはアルバイトに精を出し、そのお金で毎年ハリウッドへ。「おもちゃ箱をひっくり返したような楽しさ」と評するとおり、世界随一の『映画の街』が持つ力に魅了された。「いつかは日本で、映像を通じた町おこしに携わりたい」。そんな思いが芽生えたのは、必然だったのだろう。
○…街を良くしたい、その一念だけで27歳の時に藤沢市議選に立候補。当選を果たす。しかし、さらに自由に活動できる場を求め、一期で退いた。現在は桜ヶ丘ボウルなどを運営する会社に勤務し、地域とのつながり作りに奔走する日々だ。また、プロレスラーの後援会で事務局長を務めるなど多方面で活動中。「何事も本気で取り組んで汗をかかないと、感動できないですから」。実直そうな外見から想像がつかないほど、内面は熱い。
○…最終的な夢は、大和をハリウッドのような映画の街にすること。具体的には、大和を訪れたスターの手形やサインが入ったタイルをプロムナードに敷きたいという。「この街はロケ地に適した場所がいっぱいあるいわば『ダイヤの原石』。PRを通してその輝きを増す手伝いが出来ると思うとワクワクします」。瞳を輝かせて無邪気に微笑んだ。
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