神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
大和版 公開:2012年9月14日 エリアトップへ

2400Kmにおよぶ「奥の細道」を2年がかりで踏破した 上田 隆一さん 高座渋谷内科外科クリニック院長 54歳

公開:2012年9月14日

  • LINE
  • hatena

憧れを前進する力に

 ○…元禄時代の俳人・松尾芭蕉が歩いたとされる「奥の細道」。東京から松島、平泉などを通って日本海沿いを南下し、岐阜県大垣に至る2400Kmの行程を、2年かけて踏破した。毎週の休みと年末年始などの連休をフル活用。歩いては戻り、またその地点から歩いては戻りを36回繰り返したという。すでに江戸の五街道、四国八十八ヶ所巡礼、熊野街道なども踏破済み。「歩いた距離を合わせると約七千Km。日本からカナダまでの距離とほぼ同じです」と嬉しそうに笑う。

 ○…海外の医療ドラマ『ベン・ケーシー』に憧れ、小学生で将来の夢を医者に定めた。夢をかなえた後は、「ドクトルマンボウになりたい」と自ら水産庁に電話をかけて売り込み、40歳で船医となった。5年ほどの海上生活。その反動からか、「地上にいると歩きたくなる衝動にかられた」という。そんな時、東海道踏破を目指していた友人から誘われた。「知らない土地で色々な人、景色と出会うと五感が刺激される。最高のリフレッシュになった」。気付けば、歩くことがライフワークになっていた。

 ○…毎週土曜日には津軽三味線を習い、大学時代に始めた謡曲は免許皆伝。サックスも自称「かなりの腕前」だそうだ。ダイビング経験も200回以上、スキーも「昔は3人の子どもを抱えながら滑降して、周囲から喝采を浴びたよ」と嬉しそうに微笑む。さらに海と雲しか見えなかった船医時代に興味を持ち、気象予報士の資格も取得した。「誰とでも話題には事欠かない。それが自慢かな」

 ○…高座渋谷に医院を開業して早10年。「自分が元気でいると、患者さんも元気になってくれる」、それが持論だ。これからの夢は南極大陸に降り立つこと。船医時代に世界を飛び回ったおかげで、行っていない唯一の大陸が南極だという。「無理だなんて思ったらつまらない。夢は持ち続けていないとね」。目を輝かせて微笑んだ。 
 

綾瀬スマートIC近く家族葬式場

樹木葬と家族葬「ゆかりえ」 ~グリーフケア~感謝で送る家族葬

https://www.fujimishikiten.co.jp/

<PR>

大和版の人物風土記最新6

古谷田 文隆さん

4月19日に地域の歴史を伝えるイベント「わにわにサロン」でゲストを務めた

古谷田 文隆さん

上草柳在住 81歳

4月26日

甲斐 茂男さん

小品盆栽愛好会の会長を務め、このほど「小品盆栽展」を開いた

甲斐 茂男さん

中央林間在住 82歳

4月19日

加藤 和也さん

4月1日付で大和市消防本部の消防長に着任した

加藤 和也さん

深見西在勤 59歳

4月12日

板庇(いたびさし) 一郎さん

昨年50周年を迎えた「宮下神輿会」の会長を務める

板庇(いたびさし) 一郎さん

深見在住 61歳

4月5日

下河辺 治美さん

「大和市肢体不自由児者父母の会」の会長を務める

下河辺 治美さん

福田在住 55歳

3月29日

明吉 美智子さん

「第19回大美展」を主催する大和美術協会で第5代会長を務める

明吉 美智子さん

上草柳在住 85歳

3月22日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

大和版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月30日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook