2013年大やまと成人式実行委員会の委員長を務めた 東(ひがし)友梨さん 西鶴間在住 20歳
晴れの舞台に華を
○…大雪に見舞われた14日に行われた「2013やまと成人式」。主催する実行委員会委員長として、21人のスタッフをけん引した。昨年7月から毎週会議を開き、機材の手配からイベント内容、案内状のデザインまでを手掛けた。「当初はぎこちなかったスタッフも打ち解け、それぞれの長所を活かしたイベントを実行することができた」と胸を張る。ただ、天候には勝てず「振り返った時に、雪だけでなく式典の内容も思い出してもらいたいな」と苦笑する。
○…大和市内で生まれ育ち、2度の転校を経験。大野原、桜丘、西鶴間の3小学校で学んだため、市内に友人は多い。今回、実行委員長を務めたことで、同級生から「誇りに思う」と言ってもらえたことが、何よりも嬉しかったとか。小さい頃は、恥ずかしがりやで人見知り。それが、小学3年で女子サッカーチーム「西鶴間レディース」に入団したことで活発になれたと笑う。今回の実行委員会も友人に誘われて参加したものの、気づけば委員長に自ら立候補していたそうだ。
○…成人式のリハーサルを行っていた12日に、大好きな祖母が亡くなったと聞かされた。ただ、誰にも伝えず、リハーサルを続行した。小学2年まで同居し、毎日一緒に過ごしてきた大切な存在。外食を一切せず、毎日ちゃんと食事を作ってくれた。「だからこんなに大きくなったのかな」と笑顔を浮かべる。式当日に着用した赤い振り袖も、祖母と一緒に選んだ思い出の衣装。「晴れ姿を見てもらえなかったこと、それだけが残念ですね」
○…今年の4月には大学3年生。将来も考えなければいけない時期だが、母親譲りの楽天的な性格。「とりあえず海外に出てみたい」と笑う。ただ今回、実行委員長を務めたことで、自らが成長できた実感は強い。「ボランティアなどにも積極的に参加してみたい。人生は遅咲きでもいいと思うんです」と微笑んだ。
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