大和ウクレレ倶楽部で講師を務める 山下 成司さん 深見在住 60歳
やりたい事は今やる
○…ジョン・レノンさながらの丸めがね、颯爽とジージャンを羽織り、年季の入ったウクレレを手に弾き語る。昨年3月に生涯学習センターで「大和ウクレレ倶楽部」を立ち上げ、毎週火曜と水曜日に各日10人ほどのメンバーと共に演奏を楽しむ。特に活気があるのが団塊の世代。「楽器を触るのが初めての人でも音を出せるのはウクレレならでは。この楽しさを多くの方に伝えたい」
○…本業はフリーのシンガソングライター兼イラストレーター。山口県下関市生まれ。受験勉強に嫌気が差し、17歳の時に読んだ寺山修二の『家出のすすめ』の影響で高校を中退し、上京。たまたま趣味のギターで出場したアマチュアフォークコンテストで入賞。21歳でレコードデビューした。「日本テレビのドラマ『あがり一丁!』の主題歌に抜擢されたけど、全く売れなくて」と苦笑い。30歳で一念発起し渡米。そこで目にしたイラストに衝撃を受け、イラストレーターを志した。37歳で帰国し、音楽雑誌の表紙などを担当。現在も精力的に活動している。
○…イラストレーターの傍ら、厚木市にある発達障害児の私設学校で講師として18年にわたり取り組んできた。はじめは美術だけだったが、いつの間に校舎の責任者に。「あの子たちはピュアで、ごまかしがきかない」と授業は毎回体当たり。卒業生からの手紙が生きがい。「結婚したと聞くとうれしくて」と目を細める。引退した現在も各地で講演活動を続けている。
○…奥さんと夫婦水入らず。「ほとんど無職だった僕と結婚してくれ、いきあたりばったりな人生につきあってくれた」。奥さんの晩ご飯がご馳走。すべて日記に残しているという。デジカメ片手に朝の散歩が日課。「新しい事にも挑戦しないと」とユーチューブへの投稿やフェイスブックの更新も怠らない。「人生、我慢はもったいない。やりたいことは、今すぐやる。それが僕の生きる道」
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