大和B級グルメ王座決定戦「Y−1グランプリ」で初優勝した 井上 俊一さん 炭火焼肉酒房 青とうがらし店長 29歳
無欲でつかんだ頂点
○…約5時間かけてトロトロに煮込んだ牛すじ肉、大根、ニンジン、ネギ、ニンニクの芽…。その具材を醤油をベースにした調味料でじっくりと味付けした「俺のすじ煮」で来場者の心を掴み、大和のB級グルメの頂点に選ばれた。料理の味には自信があったが、初めての出場。それだけに「スタッフが一丸となってイベントを無事に終われれば良かった」というのが、素直な気持ちだったようだ。だからだろう、「まだ実感が湧きません。無欲の勝利ですかね」と微笑む。
○…大和市生まれ。デザイン系の仕事を志望し、専門学校へ進学。服飾のほか、お店のデザインやディスプレイなどストアプロデュースも学んだ。その後、飲食店でのアルバイト経験が豊富だったこともあり、6年前に前店長に請われて『青とうがらし』に入店。2年前からは店長を任されている。そのセンスを活かし、メニューやポップは自らが手掛ける。今回、中心となって「俺のすじ煮」を考案した佐藤嵩料理長とは年齢は違うが同期。「2人で1人みたいなもの」と最も信頼を置いているそうだ。
○…飲食店に勤務しながら「お酒があまり飲めなくて」と苦笑する。ただ、食べることは大好きで、勉強を兼ねて人気店などを訪れることも多いとか。先日も六本木までランチに出かけたり、海鮮料理を探して小田原まで足を延ばしたりと、研究に余念がない。「料理はもちろん、内装なども気になってしまう。職業病ですかね」と笑う。
○…「俺のすじ煮」は店舗で食することが出来るが、今後は知名度を上げていくため、色々なイベントへの出店も予定しているそう。「声がかかれば、可能な限り出店していきたい」と意気込む。第一弾は、7月に開かれる阿波おどりだ。また、これまでのY-1優勝店が果たせなかった「かながわフードバトル」でトップを取るのが大きな目標。「大和の料理レベルの高さを示したい」と力を込めた。
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