パイプオルガンの演奏会を地域に提供している高座教会の担任牧師 松本 雅弘さん 南林間在住 55歳
音楽で心のやすらぎを
〇…ドイツの教会から海を越え、6月に南林間のカンバーランド長老キリスト教会・高座教会に移設された本場のパイプオルガン。8月の演奏会に続き、11月には日本を代表するオルガニストが楽曲を奏でた。「礼拝堂で開くコンサートに毎回大勢の方が聴きに来てくださいます。嬉しいですね」。今月はクリスマス賛美礼拝を「20日がファミリー向け、24日には一般向け」に催す。誰でも参加できる恒例の12月イベント。今年は讃美歌の伴奏でパイプオルガンが活躍することに。「演奏者が弾きこんでくれることで、音がだんだんと教会に馴染んでいってほしいです」
〇…1959年、東京都墨田区に生まれる。高校生のときに英語に興味を持ったことがきっかけで、宣教師が教えていた英語教室に入る。「実用英語などの勉強もさることながら、教材だった聖書そのものの言葉に興味を持っていったのです」。交換留学生で17歳から1年間、イリノイ州でホームステイの経験を積む。クリスマスツリーの下に置かれた滞在先の母親からの贈り物など、大切な思い出が今も心に残っているという。日本に戻って再び高校生活を送り、大学は法学部に進んだ。学生生活の傍ら武蔵小金井の教会などに通い、19歳で洗礼を受けた。学生時代にキリスト者学生会活動を通じて知り合う、後に夫人となる女性が高座教会の教会員だったことから大和との縁が生まれた。大学卒業後に3年間神学校で学び、1987年に高座教会へ牧師として入った。
〇…「当教会誕生の理念のなかに、街の教会として地域の方の心の拠り所でありたいということがあります。常に外に向けて発信していきたいですね」。教会所属の幼稚園の親子にもオルガンの音色に触れる機会を作っていきたい、と話す。4人の子の父親。スポーツが得意の子供たちとは裏腹に「親はどうも苦手で」と照れる。最近は夫人と一緒の夜ウォーキングを健康づくりも兼ねて楽しんでいる。
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